あらすじ
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、グリーン・ランタン、サイボーグ・、アクアマン・・・・・7人のスーパーヒーローが今、共に手を取り合って、地球の危機に立ち向かう!
感想
ほんのニ、三年前にDCコミックスのNEW52というリランチ・イベントで出た作品です
これの前に出た、リランチ前と後を繋ぐ『フラッシュ・ポイント』はまだ読んでいません
つか、手を取り合って・・・・・・とかそんなほのぼのした感じにならないで「いや、おれがリーダーやる」「おれがリーダーだ」「おれはおれでやらなきゃならならい事があるのに」といった具合でしたWWWWWW
フラッシュさんが一番大人な対応が出来ていた気がする、結局リーダーはフラッシュになったし
(フラッシュとコンビを組んでいるグリーン・ランタンが駄々っ子過ぎて余計そう見えるだけかもしれない)
グリーンランタンとかがほとんど駄々っ子みたいな状態になっているのが今時のアメコミらしいところかな?
なんとなくだけど、昔のアメコミだと最初からみんなの団結力が良すぎたり、グリーン・ランタンもここまで駄々っ子じゃなくてバットマンやアクアマンも無駄にリーダー面したがる奴ではなかった気がする
まぁ、(オルタナティブ・コミックを除くと)わたしが買って読んだアメコミは、だいたいアラン・ムーアが出てきた頃辺りのものばかりなので古いとはいっても大昔と比べるとアメコミがだいぶ大きく様変わりしてきていましたので、正直、大昔のはあまり分かりませんけどね
ここのところわたしが買って読もうとするアメコミが、はじめてアメコミを買った時の『キリング・ジョーク』も含めて『ウォッチメン』や『アーカム・アサイラム』といった王道から外れたものばかりで、ここでスカっと超王道な作品も欲しいと思い買って読みました
(しかし、この後買ったアメコミがSLGのオルタナティブ・コミックばかりだったりするので、本棚に王道な作品がなかなか揃わないという状態に陥っています 家にアメコミ初心者なトモダチが遊びにきたとしても、やさしくすすめられるようなものがあまりない)
とりあえず、NEW52でバットマンが登場するものの中でだと、バットマンがメインのタイトルのよりもこっちを先に買った方がいろんな意味で安全ですよ
(NEW52でバットマンがタイトルになっているのはもはや大人の読み物みたいで、なんかところどころに地雷が埋め込まれているような感じで初心者には危険ですしね)
んで、まぁ、正直良かったです
しょっぱなからアクションが盛りだくさんで、ジム・リーの絵もカッコよかったですし、今時な王道の良さを実感で出来ました
ジョンプのアクションマンガはそんなに夢中になって好きになれずものすごく退屈することが多いけど、アメコミヒーローだとなぜかそのアクション盛りだくさんな部分も含めてすんなりワクワクできて楽しめますね
あと、さすがに、このリランチ後第一回目の『ジャスティス・リーグ』は、素直にアメコミ初心者にすすめられます
アメコミは人気ヒーローの大半が昔からいて歴史が長く、作家はコロコロ変わるし、日本で例えて言えば『エンジェル・ハート』の様なポジションにある作品も多く、多分その辺が初心者にとっては一番理解に苦しむところだと思うので、その辺をうまく把握する上でもこれは最後の辺りのページに載ってある解説文も含めてかなり分かりやすいと思います
それにしても、なぜだろう・・・・・・・・・七つの海の王とかそんな壮大な設定であるはずのアクアマンがあまり印象に残っていなくて、あらすじでヒーローの名前を書き出す時になかなか頭から出てこなくて思いだすのに苦労しました
思えば、わたしがアメコミヒーローの中で一番好きなバットマンはスーパーマンよりも先に最初の1ページで大きくドアップで登場して、その後駄々っ子ツンデレなグリーン・ランタンに向かって終始リーダー面しまくったりしてなんやかんやと言い合いしながらも一緒に大活躍して・・・・・・スーパーマンはまぁ、とりあえず目立つし・・・・ワンダー姐さんは知的な感じはあまりなかったけど普通の街中でバカでかい剣を振り回すし紅一点でボンッキュボンでかなり目立つし・・・・・・フラッシュさんは文句なしにかっこいい衣装とこれまた文句なしに爽快でかっこいいアクションを大披露しながらひねくれ者どもの中ではかなり普通の対応をするし・・・・・・・サイボーグは自身の体が機械化されるまでの物語を見せてくれて、父と子の家族愛物語というイイ話的なのもあった・・・・・・・・、そんな中で、今回のアクアマンは・・・・・最初出てきてすぐ自分の能力を紹介したかと思ったら急にリーダー面というバットマンとちょっとかぶる行動を一回したかと思ったらその後ほもういてもいなくてもどっちでもよかったですねー
なんだろう、まぁ一応出しましたよ程度でしたね
やっぱりあんなに個性的なヒーローを7人もそれぞれ全てきれいに描きだすのは難しいですよね
あと、サイボーグの誕生物語を披露するというのもきつかったと思います、サイボーグの物語のために時間を裂けば裂くほど他のキャラクターのかっこいいヒーロー活動は描けない、だからといって、サイボーグの誕生物語をうすっぺらく描けばその分その後の第2巻第3巻で他のヒーローキャラ達の抱えている背景がちらつくようになってきた時に彼らの濃い誕生背景とかに押しつぶされて辛くなってくるのは安易に予想がつく
しかし、サイボーグの誕生→ジャスティスリーグのメンバー入りを見ていて思ったんだけど、ジャスティスリーグの全員が並ぶとサイボーグ一人だけがまだ子供(10代)というのがなんか不思議な感じがしました
ジャスティス・リーグで誕生物語をしたということは多分かれ自身の単独のタイトルは現在存在していないということだから、その辺もちょっと面白いですね
単独のタイトルはないけど、誕生物語を披露出来るくらい良いポジションにいるし、まだ10代だからティーン・タイタンズのタイトルにも登場している
なんか、サイボーグの立ち位置にも興味がわいてきました
とにかく、こうキャラクターが多いのとリランチ前の物語とも繋がっているという壮大な話だとあれもこれも!といった具合でちっともまとまらないので、最後に短く一、二言書いてから終わらせます
最後に登場した、パンドラがものすんごくかっこよくてかわいくてホれましたよ!!!!!!!!
ぷっくりした唇ときりっとしたまあるいお目目、クールな赤い彫りこみがステキですよ
赤いフードが赤ずきんちゃんみたいでカワイイ